★PRA-2000Z徹底メンテナンスで音蘇る。更にチューンナップ [78089558]
★PRA-2000Z徹底メンテナンスで音蘇る。更にチューンナップ
[78089558]
販売価格: 109,520円(税込)
在庫数 18枚
商品詳細
商品説明
デンオンのPRA-2000Zを出品します。今回でZは53台目,ZR(73台)と合わせ107台目の出品になります。PRA-2000Zは、今まで使ったプリアンプの中でお気に入りの1台です。PRA-2000シリーズは、レコード再生において真価を発揮するアンプであると思っています。しかし、このシリーズは、中身を見てみると内部発熱が大きい為、結構、傷みが見られる物が多く有ります。今回出品の物は、ZRを含めても基板焼けの少ない状態(使用頻度の極端に少ない)の良い物です。私は、PRA-2000シリーズの音色が好きで、自家用でPRA-2000とPRA-2000ZRの各1台ずつ所有しています。今回入手したPRA-2000Zは、動作未確認商品として入手した物です。確認の結果は、取りあえず動作に問題の無いものでした。殆ど使ってなかった?と思われるほど基板焼けが無く、端子の金メッキが綺麗で、かなり新品に近い?物で、程度は、ZRを含めても極上です。今まで100台以上この(Z、ZR)シリーズを見てきていますが、程度は希に見る高品質です。今後も安心して長くお使いいただけるようにメンテナンスをしました。
外観は、トップカバーエッジ部分に2箇所打痕補修してあります。 PRA-2000Zは初代の2000とは造りがかなり違ってきています。当然、音質も異なります。造りの面での特徴としては、MC入力が2系統のアンプを持っており、1つはハイゲインイコライザー方式で、ヘッドアンプを使わないこと、もう一系統はMC昇圧トランスを採用していること、DCサーボ技術により信号経路からカップリングコンデンサーを排除したこと(余談ですが、初代2000はMC再生の場合、ヘッドアンプ入出力に2箇所、イコライザーアンプ出力に1箇所の計3箇所入ります。RGになるとバランス出力に対応する為、バランス出力アンプが追加されます(追加コストは主に、ここに掛けられている)が、イコライザーアンプ(簡略化されPRA-2000シリーズ伝統のCR型ではなくなる)とフラットアンプの各出力(信号経路)に平気で電解のカップリングコンデンサーが入り時代に逆行した?と言うか、手抜きというか?バランスアンプにコストとスペースを取られ、フォノアンプに関してはお粗末(簡単に済ませた)な感じで、PRA-2000シリーズ伝統のCR型イコライザーを止め普通のNF型に変わり、これがPRA-2000シリーズなのか?と首をかしげる様な中身で、(内容的には)レコードを聴くマニアにRGは(フォノに関しては、聴いてもハッキリ分かるほど音の傾向が変わりレベルダウンして)個人的に対象外と言った印象を持っています。レコードを聴くなら初代、Z、ZRだと思っています。 このアンプの最大の特徴は、やはりZRと同じ3系統(CR型イコライザーの前段アンプ3系統あり後段アンプは共用)のフォノイコライザーを搭載している(3系統の入力にそれぞれに専用アンプを用意している)事は、(初代2000はヘッドアンプ1,イコライザーアンプ1の構成です。)初代2000以上にフォノアンプにこだわりを持ったアンプのようです。他に、2000との違いは、シャーシがアルミニューム(非磁性体)になっている事と底板のシールド板が無い等違いがあります。 音を聴いてみると流石にレコード再生はZRと共に良い音を聴かせます。レコード再生重視の方にはお薦め出来るプリアンプの1台です。今回出品のZはチューンナップにより更に磨きをかけた音に仕上がっています。 出品にあたり、全体をメンテしておりますが、特に、信号経路を重点的にメンテして接点という接点は、ボリュームを含め全て磨いております。信号経路に入るリレー9個も全て新しい物に交換してあります。また、今回出品しますZは、イコライザーアンプやフラットアンプ、60個以上交換してあります。オーティオ用電解コンデンサーの中でも音の傾向を確認しながらそれぞれの箇所に使う銘柄を(試聴を重ね)選び交換してあります。 メンテナンスの一部をご紹介致します。写真2左上は、部品の入れ替え時の写真ですがイコライザー前段アンプ基板です。基板焼けは非常に少なく良い状態です。左下は、このイコライザーアンプ基板の半田面です。右上は、部品交換中の次段のイコライザーアンプ基板です。こちらも基板焼けは少なく綺麗な状態でした。右下は、同じくイコライザーアンプ基板の半田面です。 写真3左上は、メインボリューム分解クリーニング時の内部の(内部のLとR2枚のボリューム基板)比較用写真ですが、左側は、クリーニング前の物です。カーボンなど汚れの付着が確認できます。今まで見てきた中ではましな方ですが、それでも接点の汚れが見られいます。右側は、クリーニング後の写真です。新品時に近い輝きを取り戻しています。右上は、信号経路に入るテープモニタースイッチです。基板に取り付けられたスイッチを分解してクリーニングしています。(2枚の写真を合成しています)上の写真は、スイッチ接点部分をクリーニング後の物です。新品同様にクリーニングしてありますので音の鮮度を落としません。写真はありませんが、レクアウトスイッチも同様に分解クリーニングしてあります。下の写真は、スイッチ接点部分クリーニング前のもので、金属表面が酸化したり、カーボンなど汚れが付着したりして、真っ黒な状態です。このスイッチは、(切り替え)使用頻度が低いので、接触不良を起こしやすいスイッチです。左下は、交換した部品です。多くのコンデンサーと信号経路に入るリードリレー9個を新品に交換してあります。右下は、トーンスイッチです。上が接点クリーニング前の物で、下がクリーニング後の物です。これからも安心して良い状態でお使い頂けます。
メンテナンスにより、動作は良い状態です。私は、1000台以上のアンプを修理して出品していますが、その修理経験の中で、アンプ内部の接点が音に与える影響の大きさを認識しています。接点に接触抵抗があっても一応音は出ます。その音しか聞かなければ、その音がそのアンプの音と思い込んでしまいます。この様に接触抵抗をゼロにすると音(本来の音です)が変わります。(新品のアンプ場合問題にならない)アンプ内部接点の接触抵抗がビンテージアンプの音質を劣化させているのです。 一つ一つの改善は僅かですが、接点は1箇所ではなく数~数十箇所通って出力されるわけですから、メンテナンスの結果は大きな音の違いとなります。特に小さな音や高音域の音は、途中で欠落し出にくくなります。(メンテ後)接触抵抗をゼロにしたアンプからは、こんな音までソースに入っていたのかと思うくらい音楽の表情が変わります。周波数レンジとダイナミックレンジが広がり、細かい音を良く再現するようになり、音の鮮度が上がります。 私のメンテナンスに対する考えは、http://www.msin.co.jp/bandai/amp.htmlでご覧頂けます。興味のある方はご覧下さい。PRA-2000Zの音の良さは、使っているパーツ(太陽通信のΛコンや岡谷のVコンなど)や回路設計も勿論ですが、このPRA-2000Z、ZRのイコライザーはメーカーの意気込みが音に現れているようです。 出品価格は、自己評価ながら商品の外観や内部の傷みの程度、アンプの動作状況などの品質を価格に反映させているつもりです。 この商品は、落札金額の他に、送料と振込手数料を落札者様にご負担頂きます。それ以外の費用は掛かりません。オークション終了間際のご質問にはお応え出来ない場合が御座います。ご質問は、余裕を持ってお願いいたします。整備品につき、商品到着後、6ヶ月間の動作保証(期間中の修理は無料ですが送料はご負担頂きます。ただし、保証期間中であっても、第三者への転売や譲渡された場合は、その時点で保証は無効になります。)を致します。音が出ないなどの重大な問題(こちらで確認できる不良状態)が発生した場合は、修理にて対応させて頂きますが、それ以外の些細なクレームにはお応え出来ません。(不明な点は、事前に質問欄でお問い合せ下さい)このPRA-2000Zは、λコンデンサーなども在庫しており、後々故障するようなことがあっても修理対応可能です。安心してお使い頂けます。 新規(取引歴ゼロの方)IDの方は事前に質問欄より御連絡下さい。許可なく新規IDで入札があった場合は、削除又は落札者の都合でオークションをキャンセル扱いにします。また、悪い評価の多い方の入札もトラブル防止の為、削除する場合が御座います。ご協力お願い致します。 取説のコピーを添付致します。
【在庫数について】
商品ページに表示されている在庫数は通販サイト上の在庫数となります。各店舗の在庫数とは異なりますのでご注意ください。